2025.11.10人間関係
「どうせわかってもらえない」を紐解いていくと…

目次
がっかりした…その先で

「話したところでどうせわかってもらえない…」
「言ったところで…どうせ伝わらない」
そんな風に感じたこと、あなたはありませんか?
たくさん我慢してきた人、
心を開こうとやるだけやってみた、試みた人ほど、
がっかりしたり傷ついた…その結果、
「もういい」と心を閉ざしたのではないでしょうか。
でももし…
「わかってもらえない」と思っている自分が、
「わかってあげよう」とすることをやめていたとしたら?
そんな風に考えたこと、あなたはあるでしょうか。
痛みがうずき望まぬ現実を引き寄せる

「わかってくれない」と感じる時、
私たちは無意識に、
「どうせ伝えてもムダだ…」と考え相手に心を閉ざします。
ある女性クライアントさん(40代)は夫との関係に悩んでいました。
彼女はこう言いました。
「私はいつも我慢してるのに夫は全然気づかない。何もわかってくれない。」
詳しく話を聞いていくと、
どうやら彼女は「自分の本音を言うこと」を諦めていたのです。
「どうせ言ってもなにも変わらない」そう信じてしまった。
わかってもらえなかった痛みがうずき、
自分を守ろうとしていたのでしょう。
けれど、伝えることをあきらめた(無意識)この事実が、
「伝えてもらえない現実」を引き寄せていたのです。
わかってくれないとわかろうとしないは表裏一体

「わかってもらえない」と感じている時、
私たちは相手の「わからなさ加減」を、
わかってあげていないことが多いのです。
たとえばその女性の夫も、
こんな風に感じていたことがわかりました。
「妻は何も言わずに黙っている。
なのにいつも不機嫌で責められている気がする。」
「本当は(妻が)何を思ってるのか知りたい。
でも彼女は僕に教えてくれない。」
男性もまた「わからないことが怖い」
「自分が否定されているようでつらい」そう感じていたのです。
このように、
お互いが「わかってくれない」と思いながら、
「わかろうとしてくれない」と感じていたのです。
「わかってもらえない」と「わかろうとしない」は、
表裏一体であるということがイメージできるでしょうか。
どんなおもいが土台にあるのか

「どうせわかってくれない」というおもいは、
「相手はもう伝えてこないだろう」という現実を生み出します。
逆にたとえ小さな言葉でも、
「私本当はあなたにちゃんと伝えたい」
「わかろうとしてくれているのは知ってる」
そんなおもいがベースにあるコミュニケーションは、
見えないレベルで相手の心に響いていきます。
現実は自分の内側、うちにあるおもいによってつくられる。
自分のおもいは想像以上に相手に伝わっている。
まずはそこに気づく必要があるんです。
言葉にならぬおもいに耳を傾ける

わかってほしいのにうまく伝えられない。
伝えたいのに言葉にならない。
そこには、
あなたが試行錯誤するなかで抱いた、
未消化のままの感情、心の歴史があります。
潜在意識カウンセリングやヒプノセラピーでは、
まだ言葉にならない段階のおもい、
あなたの心の声をやさしく受けとめていきます。
「どうせわかってもらえない」から
「伝えても大丈夫かもしれない」へ。
その一歩を私と一緒に踏み出してみませんか?
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