2025.08.07心理カウンセリング
愛されたいのになぜか距離ができる~夫婦関係のすれ違い~

目次
気づけばいつも空回りしてしまう
「夫にもっと愛されたい」
「どうしてわかってくれないの?」
努力して頑張ってきたのに、
話せば話すほどなぜか…距離ができてしまう。
愛されたいのに、理解されたいのに、空回りしてしまう。
望めば望むほど実現しない現実に、
疲れてしまうことはありませんか?
隠された「前提条件」はなに?
「もっと愛されたい」「わかってほしい」という願いの奥には、
「今の私は愛されていない」「理解されていない」という、
前提が深く深く隠れていることがあります。
潜在意識はこの「前提」を現実に映し出す鏡のようなもの。
「前提」に忠実な現実、つまり、
無意識のうちに「愛されていない私」を、
実現させてしまうような行動をとってしまったり、
緊張を強いる関係性を知らず知らずのうちに、
作りあげてしまうのです。
たとえば…
・優しくしてもらえなかった時に「やっぱり…」と心が沈む
・相手の言葉や態度を過去の傷と重ねて都合よく解釈してしまう
このようなパターンに気づくだけでも、
潜在意識との向き合い方は自然と変わってきます。
すでに持っているから得られない?
「強く求める」という行為自体が、
「それがいま私にはない」という波動を放っているとされます。
「愛されたい」と強く願えば願うほど、
潜在意識は「私は愛されていない」を感じ取り、
それが現実へと反映される…。
逆説的ですが、
「本当はもう愛されている」
「わかってもらえている」
そんな前提に立つことで、
現実が穏やかに変わり始めることもあるのです。
どんな共鳴が起こっているのか?
人の意識や感情もエネルギーであり、
波動として周囲に影響を与えています。
「どうせわかってもらえない…」というエネルギーは、
実際にそういう言動を引き出す、
「共鳴」を起こすこともあります。
ですのでむしろ、
「私は大切にされている」「おもいはしっかりと伝わっている」
そんな波長(認識)でいるほうが、
不思議と相手の言葉や態度も変化していくのです。
相手は変わらない 変えられない
人間関係を変えたいとき、
どうしても私たちはまず相手を変えようとしてしまいます。
相手が変わってくれたら私は幸せになる。
そう信じていればなおさらでしょう。
ですが私たちは他人から「変えられる」ことを、
激しく嫌います。それは…、
自分を否定され支配されているように感じるから。
相手を変えようとする前にまず、
自分の無意識の「前提条件」に、
優しく目を向けてみることが第一歩となります。
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