2025.06.28人間関係
コミュニケーションは「潜在意識のダンス」!?

目次
- ○ 言葉のやりとりだけではない
- ○ 無意識の会話が先に始まっている
- ○ 話が噛み合わないときはリズムの違い?
- ○ 「なぜだかわからないけれど…」は重要
- ○ 言葉の向こうにある世界へ
- ○ 言葉だけではまとめられないおもしろさ
言葉のやりとりだけではない
私たちが日々交わす会話は、
意識的な言葉のやり取りだけではありません。
表情やジェスチャー、
声のトーンといった非言語的なサインも、
コミュニケーションの重要な一部を担っています。
しかもこれらの非言語的なサインの多くは、
私たちの潜在意識から発せられていると言われています。
無意識の会話が先に始まっている
初対面なのに「なんとなく話しやすい」と感じる人。
言葉を交わした瞬間から不思議と安心感を覚える人。
それってあなたの潜在意識と相手の潜在意識が、
「共鳴」している状態かもしれません。
表面の会話の前にすでに、
心の奥どうしが挨拶を交わしているとも言えます。
まるでふたりの無意識が踊るように
ぴったりとタイミングを合わせて動き始める
「ダンス」のようなもの。
言葉では説明しきれないけれど、
確かに通じ合っている感覚は、
そこから生まれているのかもしれません。
話が噛み合わないときはリズムの違い?
逆に「この人とはなぜか話が噛み合わない…」
「心の扉が閉じてしまうような感じがする」
そんなふうに感じる相手がいるとしたら、
それはお互いの潜在意識のリズムが、
すこし違っているのかもしれません。
どちらが正しい、間違っているという話ではなく、
今のタイミングでは「うまく踊れない」だけ。
音楽のリズムが合わないと、
ステップがぎこちなくなるように、
心のリズムも人それぞれ違うのです。
そのズレを責める必要はなく、
今はそれぞれ違うステージで踊っているだけなんだ
そう捉えると気持ちがずいぶんと楽になります。
「なぜだかわからないけれど…」は重要
人と出会うとき私たちは、
「この人が好き」「ちょっと苦手」といった、
直感的な印象を持ちます。
この直感もまた潜在意識からのメッセージ。
過去の経験、価値観、傷、希望、未来のビジョン、
すべてを総動員して、
私たちの奥深くが「なにか」をキャッチしているのです。
だから、なぜかわからないけど気になる人。
なぜかいつも話してしまう相手。
そういう存在は、
あなたの潜在意識が「この人とダンスをしたい」と、
望んでいる相手なのかもしれません。
言葉の向こうにある世界へ
コミュニケーションは言葉を交わすことではなく、
潜在意識どうしも響き合うもの。
そのリズムが合ったときに言葉以上のものが伝わります。
沈黙すら心地よく感じられるのは、
すでに奥の会話が成立している証かもしれません。
言葉だけではまとめられないおもしろさ
私たちの人間関係は目に見える会話の連続のように思えて、
じつは「潜在意識のダンス」の積み重ねでもあります。
もし、最近出会った人との距離感に戸惑っているのなら、
「この人と私はどんなリズムで踊ろうとしているの?」
そっと自分に問いかけてみてください。
その視点が新たなつながりの扉を開くかもしれません。
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