2025.02.22心理カウンセリング
「ごめんねつい…」子どもに罪悪感を抱いたとき

目次
- ○ 愛情を注いでいるからこその罪悪感
- ○ ついイライラしてしまった母親の後悔
- ○ 罪悪感を和らげる3つの考え方
- ・完璧な親じゃなくても大丈夫
- ・ 「ごめんね」と「大好きだよ」を伝える
- ・ 「できていること」に目を向ける
- ○ 大切なのは「愛情がある」こと
愛情を注いでいるからこその罪悪感
仕事や家事に追われる日々の中で、
ふとした瞬間にこんな気持ちになったことはありませんか?
「ついイライラして強く叱ってしまった…」
「もっと話を聞いてあげればよかった…」
「忙しくてちゃんと向き合えていない気がする…」
「もっとこうしてあげたらよかった…」と悔やむのは、
それだけあなたが我が子を大切に思い愛情を注いでいるからこそ。
まずは、
いい親になろうと奮闘している自分を認めてあげてください。
ですがその罪悪感をずっと抱えたままだと、
苦しくなってしまいますよね。
今日はそんな 子どもに対する罪悪感 について、
あるお母さんの事例とともにお話しします。
ついイライラしてしまった母親の後悔
Aさん(40代・ワーキングマザー)は、
小学生の娘を育てながら仕事をしています。
ある日仕事で疲れて帰宅したところ、
娘が「宿題わからない!」と何度も聞いてきました。
最初は優しく答えていたものの疲れも重なり、
「もういい加減にして!自分で考えて!」と
強く言ってしまったのです。
娘はしゅんとしそのまま黙ってしまいました。
その夜寝顔を見ながら、
「あんな言い方しなければよかった…」と
後悔がこみ上げてきました。
忙しいのを理由にちゃんと向き合えていない気がする…
私のせいで傷ついたかもしれない…。
罪悪感を和らげる3つの考え方
子どもに対して罪悪感を感じたとき、
大切なのは 「過去を責める」のではなく、
「今からどうするか」 です。
完璧な親じゃなくても大丈夫
子どもは「完璧な親」ではなく、
「本音を伝えてくれる親」のほうが安心するもの。
イライラしてしまったら素直に
「さっきは言いすぎたね」と伝えれば、
それだけでも関係性は変わります。
「ごめんね」と「大好きだよ」を伝える
Aさんは翌朝「昨日は疲れてて強く言っちゃった。ごめんね」と
娘に伝えました。
すると娘は「ママも大変なんだね」と笑顔に。
小さなフォローが大きな安心につながります。
「できていること」に目を向ける
「ちゃんと向き合えていない…」と思ったときこそ、
「今日は一緒に笑えたかな?」と
できたことに目を向けると心が軽くなります。
大切なのは「愛情がある」こと
どんなに大好きでも、
いつも完璧に接するのは難しいもの。
完璧を目指して一喜一憂するよりも、
「ごめんね」と「大好き」を伝える、
その方が子どもは安心できる んです。
もし「もっとちゃんと向き合いたかった…」と感じたら、
今日できる小さな一歩を大切にしてみてください。
シェアする