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2021.07.09潜在意識

自分の欲求、望みに気づいてあげる

目次

してあげたいことは「してほしかった」こと


日本潜在意識コミュニケーション育成協会の森口です。

自分がしてほしかったこと、

本当はしてほしかったんだけど、
結果としてやってもらえなかったこと、

そういうことを、

私たちは大人になってから、
意識的にも、無意識にでも、

じつは自然とやってしまっているところがあるんです。

幼い頃のあなたの欲求は?


例えば私たちが幼少期に、

もっとわがままを言いたかった、
もっと大人におおらかに対応してほしかった、

または、

もっとちゃんと育ててほしかった、
もっときちんとした養育環境をつくってほしかった、

もしくは、

甘えをうけとめてもらう、
無理難題をきいてもらうことで、

自分が愛されていることを感じたかった、
自分の居場所はここなんだと感じたかった、

たとえばそんな欲求があったとします。

すると私たちは大人になってから、
自分ではない誰かに「やってあげること」で、

自分のその持ち続けた「欲求」を、
無意識ながらも満たそうとするところがあるんです。

自分の欲求を自分じゃない「誰か」で実現する


たとえば、

幼い頃自分が欲しいと思うおもちゃを、
なかなか買ってもらえなかったとします。

すると大人になったとき、

大人買いと称して、
自分にご褒美と称して、

買い物をしまくるということがあるんですが、

自分が自分に対してやるよりも、
自分ではない誰かに「やってあげた」方が、

ありがとうという言葉や、
うれしいという感情表現が、

わかりやすく自分に返ってきますから、

人は自分の願望を自分で叶えるというよりも、
自分の願望を誰かで叶えようとする傾向があるんです。

してほしかったからこそしてあげたい


よくあるのは、

親が厳しく幼い頃なかなか自由にできなかった分、

我が子には「自由」を満喫させようとして、
放任にもちかい教育方針をとるとか、

いろんなことをどんどんやらせてあげるなんてこともありますし、

たとえば物が不足していた時代なら、

我が子にはその不足不満を、
あまり味わせたくないとばかりに、

たくさん物を与えたり、
旅行に連れて行ってあげたりするかもしれません。

ほかにも、

自分はちゃんとした教育を受けさせてもらえなかったから、

子どもには教育面での支援を惜しまないとか。

なんかそういったことですよね。
イメージできるでしょうか?

もっと言えば、

自分のわがままをもっといっぱいきいてほしかった、
振り回すことで相手の愛を確かめたかった、

そういう人は大人になると、

やけに無理難題を吹っかけてくる人に、
不自然なほど尽くしてみたり、

私がやらなくちゃ!とばかりに、
必要以上にお世話を焼いて愛を示そうとする、

その結果、

相手は何もできないような人になってしまって、

ある意味望み通り、
自分が主導してやってあげるという現実ができあがり、

自分のことを力強く導いてくれる人を望むあまり、

自分がその「強く人を導いていく」存在になることで、

自分の希望願望を叶えるというね、

なんとも不思議でいびつな「型」を、
無意識のうちにつくることになってしまうんです。

強すぎる欲求により起こる誤作動


ちょっと不思議に思うかもしれませんが、

人はそうして無意識ながらも「やってあげる」ことにより、

やってもらいたいという欲を、
疑似体験で緩和させていくのかもしれませんね。

そこには「脳」のクセや特性も絡むので、

理にかなっているといえば、
理にかなっているんですが、

すこし理解しがたい「型」になります。

というのは、

自分がしてほしいことを、
なんで他人にしなくちゃいけないのよと、

自分がしてほしいことなんだから、
相手が私にしてくれたら満足なんじゃないの?と、

そう思うかもしれませんから。

たしかに理屈としてはその通りなんですが、

理想や願望があまりにも過ぎていくと、
私たちはどうやら誤作動が起こりやすくなるのかもしれません。

無意識だけに気づけない自分の欲求


理屈の通じない無意識の領域、

そこに、

過ぎた、過剰な願望が掛け合わされると、
ほんと不思議な行動を起こすのが私たち人間。

でもその不思議な行動はまず、
無意識だけに自分では気づけないので、

第三者に早めに声をかけ冷静な判断を仰いだ方が、
アンバランスな現実からは抜け出しやすくなります。

まとめ


無意識にとってしまう自分の言動は、

早めに気づいた方が当然、
現実面でも早くに平穏が訪れますし、

気づくことでようやく、

いびつな型をつくりあげることを、
回避する、阻止することもできますから。

いままだ無意識ならば早めに「気づく」ことが求められます。

無意識の領域は、
気づかない限りは無意識ワールド。

気づきと自己開示、

これにより今あなたがいる世界は、
わかりやすく変わっていくので、

無理だとあきらめるのはまだまだ早いんですよ。

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