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2021.07.01潜在意識

ものわかりのいい人、それはあなたにとって「価値のある」ものなんですか?

目次

ものわかりの良さって価値がある?


日本潜在意識コミュニケーション育成協会の森口です。

私たちはなにか、
少ない労力で物事を得る、成すことが、

良いことだと思いこんでいるのか、

その価値観を維持するべく、
知らぬ間にそういったふるまいをする、

じつはそんな傾向があるんです。

「おりこうさん」でいることの利点


誰かの欲求に対して、
欲求以上のものを「上乗せ」して返すといった、

そんな行動、ふるまいだったり、

理不尽な欲求に対してでも、
あたらず騒がず噛みつくことなくのみこんで、

相手の望むような行動をしてあげるとか、

ストレートに言えば、
「おりこうさん」ですよね。

相手が望むものが多少無理難題であっても、

こちらの頑張り、努力によって、
相手の欲求を成り立たせてあげるというか。

よくよく考えてみると「ものわかりのよさ」って、
我慢や抑圧があってようやく完成するもの。

決して、
納得と満足で成り立っている、

そういうものでもないのかなと。

刷り込まれた誰かの価値観


そんな我慢と抑圧を要するものを、
人はどうしてやってしまうのか。

しかも、

「ものわかりがいい」って、
誰かに強制されてやるというよりかは、

その人みずから進んでやっているような、
そんなところもありますからね。

一見不思議なように見えるかもしれません。

でもこれっておそらく、
私たちの中に刷り込まれた価値観、

そこに起因するんじゃないかなと。

たとえば、

○○ちゃんはいい子ねー、
ちゃんと○×ができて! みたいな。

大人が幼い子によく言う、

大人の手を煩わせない、
文句を言うことなく何でもそつなくこなせる、

そういう子どもこそ、
「いい子」と呼ばれる特別な存在で、

そんな特別な存在の子ほど、

親や大人はもちろんのこと、
みんなからたくさんの愛情を得ることができる、

そういう価値観、おもいこみが、
私たちの中に根付いているからではないのかなと。

孤独を嫌うわたしたち


くちではどうとでも表現できますけど、

私たちは人間は「愛情」を欲する存在で、
「孤独」を嫌い恐れます。

嫌い!と言いながらも、
心では愛を求める存在なんです。

「いいこ」のポジションをGETしたら、

それとセットになっている、
褒める、愛されるも同時に手に入る、

どこかでそう思ってるのかもしれません。

だからなぜかそのポジションが、
魅力的に見えるんでしょう。

男性と女性で求めるものは違う


男性は本能上、
破壊というものを好む傾向があるので、

人によってはそのポジションが、
あまり魅力あるものには映らないかもしれません。

でも女性は協調性、
つながりを求める傾向が強いので、

ものわかりの良いいい子=みんなと仲良し、
みんなに求められる、愛される存在 みたいな、

そんなイメージを強く抱きやすいこともあり、
魅力あるものに見えるんでしょうね。

だから女性の方が無意識にやりがちなんでしょう。

相手の嫌がることをしない。
相手を困らせるようなことはしない。
相手に迷惑になるようなことはしちゃいけない。

だってそうしないと、
私は愛されないんだもの。

大切なあの人(親・恋人・夫・友人など)が、
私の元から去って行ってしまうんだもの と。

不思議と出現する「こんな人」


そうしてものわかりのいい人をやり続けると、

当然のことながら、
こういう現実が起こり始めます。

それは、

「いいこ」のあなたを逆手に取るようにして、

無理難題を吹っかけてくる、
やけに理不尽にふるまうような、

そんな存在の出現 ですよね(ーー)

クレーマーしかり、

常識外れの言動をとる人、
責任転嫁をしてくる人、

やけにマウントしてくる人 みたいな、

そんな人たちの出現(ーー)。

できればお近づきになりたくないような人たちが、
あなたの世界に出現するか、

あなたの家族や友人が、
なぜだかそんなふるまいをするようになってきて、

あなたに「気づかせる」ような、
そんな現実が起こり始めるんです。

それはもちろん、
あなたに対する罰やバチなどではなく、

早く気づきなさいよという「愛」。

あなたは自分を抑えすぎて、
自分を見失っていますよと。

いい子になりすぎて、
ものわかりのよい人になりすぎて、

あなたという存在が薄れてしまってますよと。

あなたの世界(人生)なのに、
誰を最優先にして生きているんですか?と。

まとめ


「いい子」や「ものわかりのいい人」は、

たしかに好かれるし、
感じは良いんですけれど、

信頼の対象になるかと言えば、
じつはそうでもないんです。

…相手に嫌われたくないあまり、
思ってもいないことを言うこともあるでしょうからね。

それが明るみに出た時、
さぁ…どうでしょうか?と。

いい子、ものわかりの良い人が、
もちろんだめだと言ってるわけではなく、

その方法でしか私は愛されない、
そう思いこんでいることが問題だというだけの事。

自己表現をすることでも、
愛されることは可能ですし、

その方がじつは、
なにを考えている人かが相手に伝わる分、

安心や信頼の対象になるんですよと。


そういう新たな価値観ですよね。


そういう新たな価値観でもって、
あなたらしく生きていくことも可能なんですよと、

誰かに振り回されるような、
そんな現象が勃発するときほど、

潜在意識は教えてくれているです。

あなたのその我慢というがんばりを、
どうか自分の幸せのために使ってほしいから。

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