2020.09.10潜在意識
自覚のないまま他人に自分を映す私たち
私たちは自覚などないままに、
自分の過去の経験や体験を「あたりまえ」の基準にしながら日々生活しています。
となれば自然と、
「同じ」をみつければ親近感を抱くし、
「違い」を見つければ警戒してしまいます。
しかも、
親近感を抱いたその相手に対し特別なおもいがあればあるほど、
あの人もきっとそうであるにちがいないと勝手にそう思ってしまいがち。
でもそんなふうに自分が、
人を、物を見ているということまではあんまり気づいていないんです。
「無意識」ですからね。
相手があなたにとって特別な存在で、
より身近な感情が動くような存在となればよけいに、
自分がかつて痛いおもいをした、
つらいおもいをした過去があればよけいに ですよね。
私もそうだったから(あなたもきっと)つらいでしょと、
先入観で相手のおもいを決めつけ勝手に感情移入してしまい、
そうであるに違いないと、そう信じてこんでしまうんです。
となれば、
子どもに対してなんかは特にそうかもしれませんよね。
大切な我が子だからこそ、
つらいおもい、苦しいおもいをさせたくない。
それに加えて、
自分がかつてつらいおもいをした過去と、
なにか似通っているシチュエーションを感じ取れば、
ぜったいこのままいくとあの時みたいになるに違いない みたいなね。
我が子と自分は別の人間なのに、
わが子も自分と同じ選択をしたり、同じ結末になると思ってしまうんでしょう。
それはやはり、
大切な我が子だけに恐れや不安がより働いてしまうから。
おもいこみが強い人なんかは、
特にそうなりがちだとも言われます。
でも困ったことに、
そうであるに違いないと、
自分が信じ込んでいるなんて思いもしないので、
「きっとそうだろう」がいつしか「絶対そうに違いない」となり、
相手が仮に違うよと言っても「いやいやそんなはずはない」となって、
無理してるんだろうなぁとか、
相手を勝手にかわいそうだと憐れんだり同情してみたり。
なかなか自分がそうだとは気づけないので、
私は違うよ、そんなことしないよと思いがちなんですが、
もしいま日常生活の中で誰かから、
恩着せがましいという言葉をなげかけられたり、
やってもらって当たり前とばかりに、
私の行為をさらっと流されてムカつく(--)なんてことが、
多発しているようであれば、
ちょっと自分自身をふりかえってみてもいいかもしれませんよ。
相手が悪いとか恩知らずというよりかは、
自分自身の先入観が少し、暴走気味になっているのかもしれませんから。
→こちらのブログでは、
潜在意識について、さらに詳しくご紹介しています。
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