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2020.03.20潜在意識

どうしていつまでたっても願いが叶わないの?

 

「こうなればいいなぁ」と、「こうならなければいいのになぁ」。

どちらの願いの方が実現しやすいかをあなたは知っていますか?

ふだん何気なく思い浮かべるイメージやなじみのある表現などはすべて、

あなたが願いを叶えて喜びに包まれるためのヒントであり、小道具にもなります。

うまく活用して、望む未来を実現していきましょう。

目次

どんなイメージが浮かびやすい?


日本潜在意識コミュニケーション育成協会の森口です。


私たちがふだん何気なく思い浮かべるイメージ、想像には、

期待や希望がベースになったものと、
不安や恐れがベースになったものとがあります。

性格により差はあれど、

おおよその人が自覚のないまま後者の方、
不安や恐れがベースとなった妄想やイメージを頭の中でくりひろげています。

それは、

私たち人間にはもともと「自己防衛本能」が備わっているから。

いかなる時も自分の身を守るようインプットされているため、
さまざまな予測を常にうちたて、不測の事態に備えているのです。

感情移入することでより広がるイメージ


自分の命を守るのはもちろん、
自分の身も心も傷つかないようにするためには、

目の前のこの人が、この状況が、
この先どんな変化をたどり自分と関わってくるかを予測しなければなりません。

そのため私たちはアンテナともなる「五感」を使い、
様々は情報を無意識ながらも常に拾い集めています。

そしてその情報を過去の体験から得た知識や知恵と照らし合わせ、
危険か安全かを判断しています。

安全だと判断された人や環境は、
あなたにとって安心要素として認識されるので受け入れられますが、

危険だと判断された場合には、
もしかしたら○○になるかもしれないという考えが生じるので、

私たちは警戒心いだき、自然と防御態勢をとるようになります。

その時私たちの頭の中にあるだろうイメージはおそらく、
なにかしら自分が傷つき痛い思いをしている想像や妄想。

無力な自分を想像するとさらに、
怖さや不安が大きくなってくることもあり、

○○にならなければいいのにといった、
「回避」を主としたおもいの方がどんどん大きくなっていくのです。

現実とイメージの区別がつかない脳


あーならないでほしい、こーならないでほしいと、
恐れや不安といった感情からどんどん空想や妄想に臨場感がでてくると、

イメージがまた次のイメージへとつながっていき、

最終的には、

不安や恐れありきの未来が頭のなかにできあがってしまいます。

不安や恐れが色濃くなるとドキドキしたりそわそわしたりと、
イメージに連動して心も動き始めるので、

あたかもその妄想が実現したかのような、
そんな錯覚を私たちは起こし始めます。

「脳」は完璧なようでいて、
じつはちょっとおばかさんなところがあり、

怯え怖がり縮こまっている自分自身を認識すると、

今自分が危険な状態の真っただ中にいると勘違いします。
たとえ現実がそうではないとしても。

今現実でおこっていることと、
臨場感あふれるリアルな空想との違いがよくわからないがゆえ、

脳は勘違いしてしまうのです。

閉ざすのではなく開けていく


もともと私たちに備わっている自己防衛本能。

それは意識せずとも自動的に働き続けているものなので、

あなたがもし今なにかに怯え不安を感じている心理状態であれば、
本能と相まってより恐れを大きくしてしまいます。

そしてそれを認識した「脳」は、

現実にいまなにかしらの危機に直面していると勘違いし、
自分の身を守るために「閉鎖的」な指令を体や心に伝達していきます。

つまり、

願いを叶えるために動け!はばたけ!という指令ではなく、

防御を完璧にして現状を維持しろ!、
今のこの状況を続けろ!という指令を下していくのです。

勘違いをうまく活用する


願いを叶えるためには、
選択肢を増やし可能性をひろげていく必要があります。

ところが、

閉鎖的な指令を出し続ける脳の状態をキープすると、
当然、現実でも進歩や変化は見られず、

ずっと「同じ」状態が維持され続けてしまいます。

願いを叶えていくためには、
まず「脳」に安心で安全な状態にいると認識してもらい、

解放的かつ開放的な指令を体と心に伝達してもらわなければなりません。


となれば、どうしたらいいのか?


もともと私たちには「自己防衛本能」というものが備わっていることを認識し、

その本能が過剰に働き過ぎないよう、

日常の中で「不安」を拾い集めてくるよりも、
意識して積極的に「安心」をみつけることをクセづけていけばいいんです。

まとめ


もともとある自己防衛本能に「不安」をプラスすれば、
現実では停止、閉鎖、維持となり、

反対に、

もともとある自己防衛本能に「安心」をプラスすれば、
現実は前進、開放、進歩となる。

このかたちをおぼえておくと、
今の「自分」の状態もおのずと知ることができます。

今のあなたの現状が、停止、閉鎖、維持という状態であれば、

自覚はなくともあなたはいま、
不安にのまれてしまっていて、

「~にならなければいいなぁ」という閉ざされた世界の中にいるのでしょう。

反対に、

今のあなたの現状が、前進、開放、進歩という状態なのであれば、

自覚はなくともあなたはいま、
安心や幸福感に包まれていて、

「~になったらいいなぁ」というわかりやすい願望を発信しているので、
どんどん願いが叶うというサイクルになっているのでしょう。

現実を見て自分を知る、

浮かぶイメージや言葉から今の自分を知り軌道修正する。

そうしてその都度自分に意識を向け調整修正していくと、

がむしゃらにならなくても願望というのは、どんどん叶い始めていくのです。

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